2010年8月4日水曜日

近代日本のグラフィックデザイン -大正・昭和のポスターを中心に-

京都工芸繊維大学 美術工芸資料館にて9月16日まで
近代日本のグラフィックデザイン展が開催されます。
本展覧会は、当館が近代日本を代表するポスターやグラフィックデザイン資料を新たに
収蔵したことを機に企画されました。 美術工芸資料館では、昨年度、大正から昭和前期
にかけての日本のポスターを中心とした 2,000点強のデザイン資料が新たにコレクション
に加わりました。
1902年の京都高等工芸学校の開学以来100年以上に渡り、図案教育資料として収集
を続けてきた当館のコレクションは、これらの資料群が加わることにより、近代日本のグ
ラフィックデザインを研究するうえで、国内有数の大コレクションとなります。
本展覧会は、この新収蔵資料とこれまでのコレクションとを併せて展示することで、近代
日本のポスターデザインや印刷技術の拡がりを紹介するものです。ポスターだけではなく、
引札やラベルなど、時代の様相と印刷技術の変遷を教えてくれるさまざまな資料を展示い
たします。
日本初のヌードポスターとして歴史に名を残す「赤玉ポートワイン」を始めとして、美人画
の伝統に連なる飲料ポスターやイラストによる旅情の演出、戦時下の生活を反映したチラ
シやポスター類、懐かしい商標やキャラクターの数々、日本ならではのタイポグラフィーの
発達など、現代のグラフィックデザインの源泉がここにあります。
明治時代後半から昭和前期という時期の、ポスターが広告媒体の中心を担っていた時
代のデザインの精華をご堪能ください。(同大学、美術工芸館のホームページから)


 

2 件のコメント:

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  2. 日本のポスターデザインの変遷、印刷技術の変遷、グラフィックデザインの変遷は興味深いですね。昭和初期のころのポスターのほうが、かえって新鮮味がありますね。

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